50歳以上、転職・再就職市場では弱者だ
転職や再就職の市場において「シニアは弱者」です。強者は20代のヤングと30代のミドル。
転職サイトや転職エージェントは、強者(ヤング・ミドル)に優しく、弱者(シニア)には冷たい。その理由は、彼らが民間企業(利益追求団体)だからです。
企業が利益を追求する手段として「ビジネスの効率性」があります。シニアの場合、利益の原資となる「企業からの求人案件」が、ヤングやミドルに比べて極端に少ないため、効率性で劣ります。ゆえに、冷たくならざるを得ません。
従って、弱者(シニア)に優しいのは民間企業ではなく、ハローワークをはじめとした公的機関になります。無料で、誠実かつ真摯に対応してくれます。
ここでは、シニアに特化した「効果抜群の公的な職業紹介サービス」をご案内します。
それが「生涯現役支援窓口」です。ハローワークでは「シニア応援コーナー」等の名前になっています。
シニアなら生涯現役支援窓口に行こう
2018年4月、ハローワークに「生涯現役支援窓口」が設置されました。全国180カ所のハローワークに設けられ、55歳以上の方を対象に、特に65歳以上の方の再就職を支援しています。
因みに東京都では「シニア応援コーナー」の愛称になっています。都道府県のよって「生涯現役支援窓口」の呼称はさまざまなようです。
そのうえ、求人案件は年齢不問が原則。
求人は年齢不問が原則なの? 本当なら助かるわー。この言葉にさんざん振り回されてきたからね。おまけに就職率が61%だって、もう行くっきゃない!
あんさん、ほなら週末にでも行きまひょか? ついでにお買い物して、美味しいものも食べたいどす。
シニアの就職活動では、年齢不問の求人であっても、年齢を理由に不採用になることが大半ですが、「生涯現役支援窓口」ではそれがありません。
「ここに来れば必ず求人はある」あるという安心感は、求職者にとって大きなメリットです。
そのうえ、就職率がダントツに高い!
とにかく、窓口に行って相談してみましょう!
- シニア専用の支援窓口
シニア専用だから安心して相談できる - 求人案件は年齢不問が原則
年齢を理由に採用を断られない - 就職率がダントツに高い
平均就職率が61%
ハローワーク通常窓口での
シニアの就職率は平均17%
専用窓口である
「生涯現役支援窓口」での
シニアの就職率は平均61%
残念ながら、設置拠点が少ない
弱点は設置拠点が少ない点です。
都市部および都市部周辺(大都市圏)なら、複数のハローワークに拠点がありますが、地方になると大変です。7都道府県では2カ所だけ設置。22都道府県では、県庁所在地の1カ所のみとなります。
地方でも田舎に住んでいる人にとって、わざわざ訪れるにはシンドイ場所です。
オススメの方法は「美味しいものを食べに行く」「観光地を訪ねる」といった、ドライブ旅行のついでに寄ることです。一人でも、奥さんと二人でも、どちらでもいいです。
それだけの価値はあります!
生涯現役支援窓口のご案内 厚生労働省
厚生労働省の「生涯現役支援窓口」の案内ページをコピーしました。
首都圏のシニアは是非行ってみよう!